製品の実機確認や試奏について

製品の実機確認や試奏につきまして、弊社では各小売店様の製品在庫状況や試奏可否が判りませんので、お問合せいただいても回答する事ができません。
大変恐縮ではございますがご用命いただきます楽器店様へ直接お問い合わせ・ご相談いただけます様お願い致します。
また、店頭での在庫が無い場合でも、店舗様によっては取り寄せが可能な場合もありますので、直接小売店様へご相談いただけます様お願い致します。

なぜ同じ種類のエフェクターで、ハンドワイヤードとPCBがあるのですか?

Mad Professor が始まった当初はすべてのエフェクターをハンドワイヤードで製作していましたが、コストが高くなってしまう事が後に判明しました。そこでエフェクターの PCB ボードをリデザインし、より効率的な生産ができるような方法で製作を始めました。リデザインした PCB ヴァージョンのエフェクターはハンドワイヤードで製作したペダルと実際には品質差はなく、ノブやジャック、ポット、DCプラグやフットスイッチなどのパーツは今でもハンドワイヤードで取付しています。ハンドワイヤードによるペダル製作を止める事を考えた事もありましたが、未だにお客様からの要望を多く頂くため、現在も製作を継続しています。

ハンドワイヤードペダルとPCBペダルの見分け方は?

判別する最も簡単な方法は、ペダルのボトムプレートを取り外し、筐体の中にワイヤーが張られているものはハンドワイヤード、PCB ボードが使われているものは PCB ヴァージョンです。ペダルを開けない見分け方として、PCB ヴァージョンは四角い DCジャックとジャック穴を採用していますが、一方でハンドワイヤードヴァージョンのペダルでは DCジャックは丸型となっています。

 

“HAND WIRED”表記以外での判別方法:

【ハンドワイヤードモデル】
・シャーシ素材:亜鉛アルミニウム合金
・シャーシの角の加工が丸い
・DCジャックの形が丸型
・内部ジャック、フットスイッチ等のパーツがワイヤーで結線されている
※ハンドワイヤードモデルでも”HAND WIRED”表記のない個体もございます

 

【ファクトリー(PCB)モデル】
・シャーシ素材:アルミニウム
・シャーシの角の加工が鋭角
・DCジャックの形が四角型
・内部ジャック、フットスイッチ等のパーツが基板に実装されている

ハンドワイヤードペダルとPCBペダルのサウンドは同じですか?

我々の見解では、回路図も同じため、両者の音はほぼ変わらないと考えています。Mighty Red Distortion に関しては、お客様からの要望を頂いた結果、PCB ペダルの方がハンドワイヤードペダルよりも Output が大きい設定としています。Forest Green Compressor では、PCB ヴァージョンの方がコンプの効きがハンドワイヤードヴァージョンに比べ多少控えめになっており、その透明感のあるサウンドが多くのプレーヤーに好まれています。ベースプレーヤーやよりヘビーなコンプレッションを必要とされる方は、ハンドワイヤードヴァージョンを選ぶ傾向にあります。Tiny Orange Phaser では、ハンドワイヤードヴァージョンにはバランスポットを備えていますが、PCB ヴァージョンでは2つの Phase-Tone を切り替えるスイッチと Mixノブが装備されています。

「BJF-Design」とプリントされたものと、そうでないペダルがありますがなぜでしょうか?

当初 Mad Professor のエフェクターは全てハンドワイヤードでスタートし、筐体トップ部分に「BJF-Design」とプリントしていました。その後ハンドワイヤードヴァージョンと PCB ボードヴァージョンの両方を製作するようになり、これらの区別がつかないということで最終的にハンドワイヤードヴァージョンには「Hand wired」とプリントすることとしました。「Hand wired」プリントのものにさらに「BJF-Design」とプリントすると混乱を招く可能性があることから、「Hand Wired」という表記のみに切り替えましたが、2018年以降はこの「Hand wired」プリントも表記がなくなりました。もしお手持ちのエフェクターに「Hand wired」と記載があればそれはハンドワイヤードヴァージョンのペダルで、記載がないものは ハンドワイヤードヴァージョン、PCB ヴァージョンのペダルどちらかということになります。今では、Simble Pedals、Big Tweedy Drive、Dual Blue Delayなど、他のエフェクターデザイナーによって作られたペダルもラインナップしています。

インターネット上で、Mad Professor の Deep Blue Delay が中国のサイト上で$50で売られていました。これは本物の Mad Professor のエフェクターでしょうか?

いいえ、それは模倣品の可能性が非常に高いと言えるでしょう。純正の Mad Professor のエフェクターはそのような価格では販売されません。また、Mad Professor のペダルは中国での生産もしていません。シャーシ印刷や Pot の取り付け具合などを確認すると、恐らくそれが純正の Mad Professor 製品ではない事が確認できるでしょう。また、模倣品の見分け方の一つとして、DCジャックが筐体の左側に付いている物は純正品では存在しませんのでご参考ください。