Quad Cortex アップデート情報

CorOS 1.2.0 is now available

CorOS 1.2.0の提供を開始しました。Wi-Fiに接続された状態でQuad Cortexの「Settings」>「 Device Options」>「Device Updates」からダウンロードを行ってください。ファームウェアをアップデートする前に、バックアップを作成しておくことをお勧めします。

CorOS 1.2.0には、4つの新しいアンプ、2つのキャビネット、ファズ、2つのオーバードライブ、4つのリバーブのほか、多数の新機能、変更、バグ修正が含まれています。また、ローカル(QUAD CORTEX上)のCaptureとIRのスロットを256から1024に拡張いたしました。

変更点の一覧はchangelogをご覧ください。

Pickup level - 入力インピーダンスとFuzzとの相互作用に対する独自のアプローチ

伝説のDallas Arbiter™ Fuzz Face™をベースにしたFacial Fuzzは、新しいFuzzアルゴリズムで設計をおこなったユニークな挑戦でした。 Fuzz Face™のように入力インピーダンスが低いペダルは、ギターのピックアップやボリュームコントロールと強い相互作用があります。 このようなピックアップのデジタルモデリングでは、その相互作用が再現されません。ギターのピックアップはファズペダルを「見る」ことはなく、同様にファズペダルもピックアップを「見る」ことはありません。

この問題を解決するために、私たちはFacial Fuzzの入力部にPickup SwitchとPickup Levelというピックアップとボリュームのコントロールを搭載しました。これにより、Facial Fuzzへ入力される信号はギターのピックアップ回路の動作を模倣したソースからフィードされます。

Pickup Levelコントロールは、ギターの外部ボリュームコントロールとして考えることができます。低めに設定すればクリーンなトーンに、最大に設定すればファズの効果が得られます。また8.0~9.0程度に設定し、ギターのボリュームポットでファズの量をコントロールするような使い方もできます。

ピックアップスイッチを、ギターのピックアップに合わせて設定します。ストラトキャスターやテレキャスターなど、シングルコイルのピックアップを搭載したギターの場合は「Single」を選択します。レスポールなどのハムバッカー搭載ギターでは「HB」を選択します。スイッチの位置により、音色もゲインのレベルも異なります。そのためPickup Switchをミスマッチさせてみるのも良いでしょう。

4つの新しいリバーブとアルゴリズム設計の新しいアプローチ

CorOS 1.2.0は、3つの新しいプレートリバーブのアルゴリズムを搭載しています。Plate、Plate Lush、Plate Tightの3つのプレートリバーブに加え、hall reverbのバリエーションであるMind Hallが搭載されています。Mind Hallは、物理的な空間の音の特徴を再現していますが、実際の空間をベースにしているわけではありません。またディケイを無限に設定できる機能を備えており、フリーズスタイルのエフェクトを再現するのに最適です。

この新しいリバーブを実装するために、私たちはこれまでとは異なるアルゴリズム設計のアプローチを試みました。

私たちは長い間、オールパスフィルターリングをベースにした新しいエンジンに取り組んできました。このエンジンは組み込まれたアプリケーション向けのフィードバックディレイネットワーク(FDN)に多くの利点があります。これらの技術は長年にわたって使用されており、Lexicon®にはこの方法で実装された最も注目すべきリバーブがいくつかあります。非常に効率的ですが、一般的に使われているFDNに比べて、微調整が非常に難しいという課題があります。

これは型破りなトポロジーにより実現しました。これらのアルゴリズムは「黄金比」に満ちており、その多くは未だに秘密にされており、これらに関する文献は稀で限られています。またパラメータの数も非常に多く、自然で滑らかなリバーブを得るためには完璧な調整おこなわなければなりません。このプロセスは、科学というよりも黒魔術に近いと感じることもありました。

多くの時間をかけて微調整を行った結果、私たちはこの信じられないほど豊かな4つの新しいリバーブをお届けできることを誇りに思っています。また、これらのリバーブは、CPUとメモリの使用効率も非常に優れています。

Changelog

追加

New amps:
  • Bogna Vishnu 20th Clean
  • Captain 50
  • EV101IIIS Blue 6L6 100W
  • EV101IIIS Red 6L6 100W
  • New cabs:
  • 212 US TWN CK2
  • 412 watt S4123
  • New overdrives:
  • Exotic Z Boost
  • Exotic Bass Z Boost
  • Facial Fuzz
  • ew reverbs:
  • Mind Hall
  • Plate
  • Plate Lush
  • Plate Tight

CorOSの新しいアップデートが利用可能になると、メインメニューの横と設定ページに通知アイコンが表示されます。

現在のCorOSのバージョンと互換性のないプリセットをダウンロードしようとすると、警告メッセージが表示されます。(例えば、プリセットが現在のバージョンでは利用できないデバイスを使用している場合など)

変更点

  • USB入力の名称を変更しました。「From Out 1」は「USB Output 3 (Grid)」に、「From Out 2」は「USB Output 4 (Grid)」になりました。
  • 本体上のNeural Captureのストレージが256スロットから1024スロットに拡張されました。
  • 本体上のインパルスレスポンスの保存領域が256スロットから1024スロットに拡張されました。
  • Neural Captureのサニティーチェックメッセージが、より分かりやすくなるように言い換えられました。
  • Neural Captureを作成するときのデフォルトの出力オプションがMulti-Outになりました。

修正点

  • チューナーが440Hz以外の周波数で正しく機能するようになりました。
  • グリッド上のブロックがコンテクストメニューで変更された場合、[Undo]および[Redo]ボタンが、正しく動作するように修正しました。
  • スプリッターのタイプをシーン内で変更できるようになりました。
  • ダウンロードするIRがない場合、[Cloud] > [IRs]フォルダに[Download All]ボタンが表示されなくなりました。
  • スプリッターのタイプパラメーターが変更されているときにフットスイッチでシーンを変更しても、シーンに割り当てられたスプリッターのパラメーターが失われなくなりました。
  • エクスプレッションペダルの設定画面で、MAX RANGE % パラメーターをダブルタップすると、値が正しくデフォルトにリセットされるようになりました。
  • エクスプレッション・ペダル2が、エクスプレッション・ペダル1でコントロールされる左上のパラメーターのUI値を修正してしまう問題を修正しました。
  • ブロックをドラッグ&ドロップしているときにフットスイッチを押すと、クラッシュすることがある問題を修正しました。
  • 複数のパラメーターに割り当てられたエクスプレッション・ペダルをスイープしても、Neural Captureのサニティーチェックでエラーが発生しなくなりました。
  • プリセットに保存されたブロックのバイパス・ステートは、そのブロックに割り当てられたエクスプレッション・ペダルを抜いても呼び出されるようになりました。
  • Tape Delay ブロックのバイパス・ステートをシーンで変更しても、Tape Delay の軌跡が維持されるようになりました。
  • Adaptive Gateが特定のドライブエフェクトの前に配置されている場合、正しく機能しないというバグが修正されました。
  • バックエンドの細かな修正と最適化を行いました。